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B型肝炎訴訟

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B型肝炎訴訟

国への給付金請求を医療訴訟の経験が
豊富なMIRAIOがサポートします。

B型肝炎でつらい想いを
されているあなたへ

B型肝炎になった方は
国との和解により最大
3,600 万円

給付金
支給されます

提訴件数 9,898
和解件数 9,615
獲得
給付金額
849 億円以上

「B型肝炎訴訟」とは

幼少期に受けた集団予防接種等(予防接種またはツベルクリン反応検査)の際に注射器(注射針または注射筒)が連続使用されたことによって、多くの方がB型肝炎ウイルスに持続感染しました。

こうした方々が国による損害賠償を求めている訴訟が「B型肝炎訴訟」です。

集団予防接種等で感染した被害者は40万人以上とされています。
しかし、実際に給付金の手続きをした方は、まだ少ないのが現状です。
給付金を受け取るためには、裁判による手続きが必要ですので、

“実績豊富なMIRAIOの弁護士がサポート”します!

給付金の請求には期限があります

給付についての法律(特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法)により、
請求期限は2027年3月31日と定められております。お早めにお問い合わせください。

一人で抱え込まずに、お気軽にご相談ください。

Please feel free to contact us.

Tel電話での相談受付はこちら Mail Formメールでの相談受付はこちら

B型肝炎訴訟の和解確率は95%以上

法務省の発表によると、2024年1月31日現在のB型肝炎訴訟の原告(提訴した人)は、
120,541名で、そのうち100,955名と和解が成立しています。
和解成立した原告は、全体で見ると80%程度ですが、
法律事務所MIRAIOでお受けした方については原告の95%以上が和解成立しています。
ただし、厚生労働省の推計によると、
集団予防接種でB型肝炎ウイルスに感染した人は43万人以上とされていますので、
提訴した方は全体の28%程度にすぎません。

B型肝炎について
よく見られている項目
給付金の金額 費用について

豊富な和解実績のある
MIRAIOへ、
お気軽にご相談ください。

相談料・着手金

0

MIRAIOは、相談料、着手金が無料です。
給付金を獲得できた場合のみ、成功報酬をいただきます。

B型肝炎給付金の対象者

以下の条件に該当すれば、国から給付金が受け取れます。

01
一次感染者
  • B型肝炎ウイルスに持続感染*している方※「持続感染」とは、ウイルスが6か月以上にわたって体内にとどまるような持続的な感染のこと
  • 昭和16年7月2日~昭和63年1月27日までに生まれた方
  • 満7歳になるまでに集団予防接種を受けた方
  • 集団予防接種以外の感染原因が疑われないこと
02
二次感染者
  • 01の一次感染者から母子感染などにより持続感染した方
03
ご遺族
(相続人)の方
  • 01または02を満たす方の相続人

【症状別】B型肝炎給付金の金額

給付金の金額はB型肝炎の病状によって、次のように定められています。

死亡・肝がん
・肝硬変(重度)
発症(死亡)後20年経過していない方(ただし肝がんが再発した場合は再発時から起算します)
3,600万円
発症(死亡)後20年経過している方(ただし肝がんが再発した場合は再発時から起算します)
900万円
肝硬変(軽度)
発症後20年経過していない方
2,500万円
発症後20年経過している方で、
最近1年内に肝硬変の症状があった方、
もしくは過去に一定の治療を受けたことがある方
600万円
発症後20年経過している方で、
最近1年内に肝硬変の症状がなく、
かつ過去に一定の治療を受けたこともない方
300万円
慢性B型肝炎
発症後20年経過していない方
1,250万円
発症後20年経過している方で、
最近1年内に慢性B型肝炎の症状があった方、
もしくは過去に一定の治療を受けたことがある方
300万円
発症後20年経過している方で、
最近1年内に慢性B型肝炎の症状がなく、
かつ過去に一定の治療を受けたこともない方
150万円
無症候性キャリア
感染後20年経過していない方
600万円
感染後20年経過している方
50万円+ 検査費用等

下記のような場合でも
B型肝炎給付金の
対象になる可能性が
あります。

過去にB型肝炎になっていて、治ったと言われた方
B型肝炎ウイルスに持続感染しているが、予防接種を受けたか分からない
B型肝炎ウイルスに持続感染しているが、母子手帳がない
ご家族がB型肝炎で亡くなっている
過去の記録が残っていないと言われた方
医師から対象じゃないと言われた方
ご家族がB型肝炎に感染している
最近B型肝炎と診断された
父親、母親が亡くなっている方

少しでもお心当たりがあれば、
お気軽にご相談ください

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B型肝炎訴訟を
学ぶ

B型肝炎やB型肝炎訴訟についての理解を深める

B型肝炎ってどんな病気? B型肝炎訴訟の基礎知識 給付金を受け取るためのコツ
B型肝炎ってどんな病気?

B型肝炎の代表的な感染経路や、症状、治療法、感染予防法などを紹介します。
B型肝炎とは、どのような病気なのかを確認し、将来的なリスクも把握しておきましょう。

B型肝炎訴訟の基礎知識

給付金の対象者は?B型肝炎訴訟をするために必要な書類や費用は?期限はいつまで?B型肝炎訴訟と給付金についての基礎を学び、手続きの準備をしましょう。

給付金を受け取るためのコツ

B型肝炎訴訟について、より実践的な知識とともに、給付金をスムーズに受け取るためのコツを伝授します。
より良い弁護士の選び方もお教えします。

解決
までの流れ

ご相談を受けてから、真実を明らかにし、正当な賠償を受けるまでの流れです。

STEP.01 無料相談 Consultation
STEP.02 証拠を集めます Evidence
STEP.03 提訴します Filing Suit
STEP.04 国との和解 Settlement
GOAL 給付金の受け取り Receipt

お客様の

和解が成立し、給付金が支給された方々の声を掲載しております。

  1. 和解成立
    症 状
    慢性肝炎
    給付金額
    13,008,500

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    今回は大変ありがとうございました。 和解状況等もネットで公開され、安心出来ました。 個人ではなかなか難しい訴訟も、思い切…

    埼玉県 男性
  2. 和解成立
    症 状
    肝がん
    給付金額
    37,440,000

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    お陰様で、和解出来たこと嬉しく思います。担当のN弁護士様、K様、F事務員様には、長らく色々とお世話になり、ありがとうござ…

    和歌山県 男性
  3. 和解成立
    症 状
    無症候性キャリア
    給付金額
    531,120

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    WEB上で詳細な専用ページが用意されていて、諸々の疑問がほぼ解消でき安心感を持てた。ページデザインもソフトな感じでとても…

    群馬県 男性
  4. 和解成立
    症 状
    慢性肝炎
    給付金額
    13,000,000

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    本当にお世話になり、ありがとうございました。 感謝の気持ちでいっぱいです!! これから何があっても、諦めないで明るく生き…

    北海道 女性
  5. 和解成立
    症 状
    肝硬変
    給付金額
    26,003,390

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    私のように幼少期の注射器の使いまわしによってB型肝炎に感染し通院治療しても症状がだんだん重くなり、治療費も高額になってい…

    岩手県 女性
  6. 和解成立
    症 状
    慢性肝炎
    給付金額
    13,003,740

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    今回の訴訟で、”自分がなぜB型肝炎になったのか?”と、いうことが明確になったことが、一番の収穫でした(これまで母子感染と…

    愛知県 男性
  7. 和解成立
    症 状
    無症候性キャリア
    給付金額
    528,500

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    この度和解の書類をお届け下さり、本当に有り難うございました。 感謝の気持ちで一杯です。はじめての事ばかりで、資料収集など…

    広島県 女性
  8. 和解成立
    症 状
    肝がん
    給付金額
    37,448,500

    MIRAIOに依頼して良かった点 ]

    N弁護士様、U事務員様、このような結果をだしてくださり、この先、治療しながらの生活に不安を感じていたので、苦しい思いが少…

    神奈川県 男性

よくあるご質問

B型肝炎訴訟について、いただいたご質問の一部を紹介します。

B型肝炎とは何ですか?
B型肝炎とは、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することによって起こる肝臓の病気です。肝炎とは、肝臓の細胞が破壊され炎症を起こすことで、次の2種類に分類されます。
  • 急性肝炎・・・免疫力がある大人になってからB型肝炎ウイルスに感染すると発症する可能性があります。 食欲不振、吐き気・嘔吐、全身倦怠感、黄疸(皮膚や白目が黄色くなること)などの症状が現れ、多くの場合は2~3か月でウイルスが排出されて治癒します。このように、感染状態が6か月未満であることを「一過性感染」といいます。
  • 慢性肝炎・・・免疫力がない幼少期にB型肝炎ウイルスに感染し、B型肝炎キャリア(B型肝炎ウイルスの持続感染者)になると発症する可能性があります。 B型肝炎キャリア(持続感染者)とは、感染状態が6か月以上である人のことです。 慢性肝炎とは、肝炎の状態が6か月以上続くことで、比較的軽度であることが多く、自覚症状がない場合も多いですが、慢性肝炎が長年続くと、肝硬変、肝がんに進行するリスクもあります。
B型肝炎ウイルスの遺伝子型(HBVジェノタイプ)が「A」の場合、大人になってから感染しても、約10%の確率でB型肝炎キャリアになります。 そうすると、慢性肝炎、肝硬変、肝がんを発症するリスクもありますので注意が必要です。
B型肝炎の原因は何ですか?
B型肝炎の原因は、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することです。 B型肝炎ウイルスが肝臓に侵入すると、身体の免疫機能が異物であるウイルスを攻撃します。その際、ウイルスだけでなく、肝臓の細胞(肝細胞)をも攻撃してしまうため、肝臓が炎症を起こしてしまうのです。 免疫機能の攻撃により、肝細胞の破壊と再生が繰り返されると、肝臓が線維化し、硬く小さくなり、肝機能が低下していきます。これが肝硬変です。 さらに、肝細胞の破壊と再生が繰り返される中で、遺伝子の変異によって肝細胞ががん化して悪性腫瘍となったものが、肝がん(肝細胞がん)です。
B型肝炎ウイルスに感染したら、必ず発症しますか?
B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しても、必ず発症するわけではありません。症状がないままウイルスが体の外に排出されて治癒することもあります。 免疫力がある大人になってからB型肝炎ウイルスに感染した場合、20~30%の確率で急性肝炎を発症しますが、多くの場合は一過性感染(感染状態が6か月未満であること)で済み、2~3か月でウイルスが排出されて治癒します。ただし、1~2%の確率で劇症化し、命に関わる危険性もありますので要注意です。 また、B型肝炎ウイルスの遺伝子型(ジェノタイプ)が「A」の場合、大人になってから感染しても、約10%の確率で持続感染(感染状態が6か月以上続くこと)し、慢性肝炎、肝硬変、肝がんを発症するリスクもあります。 免疫力がない幼少期にB型肝炎ウイルスに感染した場合、90%以上の確率で、B型肝炎キャリア(持続感染者・・・感染状態が6か月以上続いている人)となります。 B型肝炎キャリアとなっても幼少期は無症状のままで、15~30歳ごろになると肝炎を発症します。そのうち、10~15%の確率で慢性肝炎となり、さらに数%の確率で、肝硬変や肝がんを発症します。
B型肝炎を発症したら、どのような症状が出ますか?
B型肝炎を発症したら、次のような症状が出ます。
  • 発熱
  • 頭痛
  • 咽頭痛(のどの痛み)
  • 食欲不振
  • 吐き気・嘔吐
  • 全身倦怠感
  • 尿が褐色になる
  • 黄疸(皮膚や白目などが黄色くなること)
ただし、慢性肝炎や軽度の肝硬変の場合は、自覚症状がないことも多いです。 重度の肝硬変や肝がんにまで進行すると、肝不全(肝機能がほとんど失われた状態)に陥り、次のような深刻な症状が出ます。
  • 腹水…腹に水が溜まること
  • 浮腫…手足や顔がむくむこと
  • 肝性脳症…睡眠障害(睡眠パターンの昼夜逆転)、性格の変化、知的能力・言語能力の低下、肝性口臭(口から酸っぱい臭い)、姿勢(位置保持)の障害(羽ばたき振戦
さらに、食道・胃静脈瘤(食道や胃の静脈の壁が膨れて、血管が瘤のようになる)などの合併症を引き起こす可能性もあります。
B型肝炎になると仕事制限されますか?仕事への影響や就職時の注意点はありますか?
B型肝炎であるという理由だけで、仕事制限されることはありません。 無症候性キャリア(症状のないB型肝炎キャリア)や軽度の慢性肝炎の場合は、通常の仕事にはほとんど影響ないでしょう。 ただし、重度の慢性肝炎、肝硬変、肝がんとなってくると、肝機能が低下するため、運動能力や体力の低下、倦怠感などによって、仕事が困難になる可能性があります。 症状を悪化させないためには、継続的な治療を行い、規則正しい生活をおくることが大切です。そのため、B型肝炎キャリアの方が就職するときは、治療と仕事が両立できる職場を選ぶようにしましょう。 肝硬変の病状が進行している場合は、記憶力の低下や瞬時の判断が遅れるという症状が出る可能性があるため、車の運転などの危険を伴う作業は控えた方がよいでしょう。 また、事業者(企業)側にも、従業員が治療と仕事を両立できるための環境づくりや配慮が求められています。 厚生労働省は「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」を作成し、B型肝炎などの肝疾患に関する留意事項を定めています。 ※参考:厚生労働省「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」
B型肝炎ウイルスはどのように感染しますか?
B型肝炎ウイルス(HBV)は、血液などの体液を介して感染します。 主な感染経路は、次のようなものです。
  • 母子感染・・・胎内や産道において、母親から子どもに感染すること
  • 注射針・注射器の使いまわし
  • 輸血、臓器移植等
  • 性行為
一方、次のような行為で感染することはほとんどありません。
  • 握手
  • ハグ
  • 軽いキス
  • 食器の共用
  • 一緒に入浴する
ただし、感染者の唾液、汗、涙などにも、微量ながらB型肝炎ウイルスが含まれていることがわかっており、保育園や学校の部活動での濃厚接触によって、集団感染が発生したという報告もされていますので、注意が必要です。 詳しくは次のページもご参照ください。 「B型肝炎の感染経路とは?感染予防策や給付金についてもかんたん解説」
B型肝炎ウイルスは食事、風呂、トイレなどの日常生活で感染しますか?
一緒に食事をしたり、入浴したり、食器、風呂、トイレなどを共用する程度では、B型肝炎ウイルスに感染することはほとんどありません。
B型肝炎ウイルスはキスや性行為などで感染しますか?
軽いキス程度ではB型肝炎ウイルス(HBV)に感染することはほとんどありません。 ただし、B型肝炎ウイルスは、感染者の唾液、精液、膣分泌液にも少量ながら含まれていますので、濃厚なキス、性行為によって感染する可能性があります。 詳しくは次のページもご参照ください。 「B型肝炎キャリアとの性行為でうつる?潜伏期間や感染予防法を紹介」
B型肝炎ウイルスは輸血や手術で感染しますか?
現在使われている医療器具は使い捨てのものも多く、そうでないものは1回ごとに除菌、消毒されていますので、手術でB型肝炎ウイルス(HBV)に感染することはほとんど見られなくなりました。 輸血に関しても、献血で集められたすべての血液についてB型肝炎検査がされ、抗原や抗体が陽性の血液は除外されています。そのため、輸血用の血液製剤で感染することはほとんどないと言えるでしょう。
B型肝炎ウイルスは家族内や、保育所、学校、介護施設などの集団生活の場で感染しますか?
他人の血液に触れないように心掛け、最低限の対策を施していれば、家庭、保育所、学校、介護施設などで感染することはほとんどありません。 ただし、感染者の唾液、汗、涙などにも、微量ながらB型肝炎ウイルス(HBV)が含まれていることがわかっており、保育園や学校の部活動での濃厚接触によって、集団感染が発生したという報告もされていますので、注意が必要です。
B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べるには、どのような検査をしますか?
血液検査で、次のような項目の検査をします。 一般的には、まずHBs抗原の検査をします。結果が陽性の場合は、B型肝炎ウイルスに感染しているということになり、その状態が6か月以上続くと、B型肝炎キャリア(持続感染している)と判断されます。 HBe抗原が陽性の場合は、B型肝炎ウイルスに感染しているというだけでなく、ウイルスが活発に増殖していて、感染力が強いことを意味します。 HBV-DNAとはB型肝炎ウイルスのDNAのことです。HBV-DNAが陽性の場合は、B型肝炎ウイルスに感染しており、血液中にもウイルスが存在することを意味します。 血液中のウイルス量を測ることで、今後病状が悪化するリスクや、治療対象になるかどうかを判断することができます。 HBc抗体(IgG-HBc抗体)が陽性の場合は、過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがあることを意味します。一定以上高い値の場合は、B型肝炎ウイルスに持続感染した(B型肝炎キャリア)と判断されます。 詳しくは、こちらの記事もご参照ください。 「B型肝炎訴訟に必要な血液検査とは?検査項目と検査費用を簡単解説!」
肝炎を発症しているかどうかを調べるには、どのような検査をしますか?
肝炎を発症しているかどうかは、血液検査や超音波検査(エコー検査)で肝機能や肝臓の状態を調べることによって確認します。 血液検査では、次の項目を検査します。
  • AST(GOT)
  • ALT(GPT)
  • γ-GTP
ASTやALTは、肝臓に存在する酵素で、肝炎によって肝細胞が破壊されると、血液中に流れ出します。そのため、ASTやALTが高い値の場合は、肝炎などの肝障害を起こしていると判断されます。 ASTよりALTが高い場合は、慢性肝炎や脂肪肝が疑われます。逆に、ALTよりASTが高い場合は、肝硬変、肝細胞がん、アルコール性肝障害が疑われます。 γ-GTPは、肝臓、腎臓、膵臓などに存在する酵素で、アルコールに反応して増加します。γ-GTPが高い値の場合は、アルコール性肝障害が疑われますが、断酒しても数値が下がらない場合は、他の原因による慢性肝炎や肝硬変が疑われます。 超音波検査(エコー検査)では、肝臓の形や大きさ、表面の凹凸などを確認することができ、慢性肝炎や肝硬変の判断をすることができます。 また、肝臓内のSOLの存在が確認された場合は、肝細胞がんが疑われ、より精密な検査がされます。
B型肝炎の検査はどこで受けることができますか?費用はいくらぐらいかかりますか?
B型肝炎の検査は、主に次のような場所、機会に受けることができます。
  • 市区町村などの肝炎ウイルス検診
  • 勤務先などの健康診断
  • 自分で選んだ医療機関
市区町村などの肝炎ウイルス検診は、住民票がある市区町村などで受けることができます。検査場所は、保健所や市区町村などが委託する医療機関で、検査費用はほとんどの場合、無料です。 たいていの健康診断では、希望すればB型肝炎の検査も追加で受けることが可能です。その場合、追加費用が1,000円~3,000円かかる可能性があります。 お近くの内科など、ご自身で選んだ医療機関で検査を受けることもできます。その場合の検査費用の相場は3,000円~5,000円で、健康保険が使えず、全額自己負担になる可能性もあります。 詳しくは、こちらの記事もご参照ください。 「B型肝炎の検査はどこで受けられる?費用は?陽性だったらどうする?」
感染からどれぐらいの期間が経てば、検査でB型肝炎ウイルスに感染していることがわかりますか?
感染してから、検査で感染を確認できるまでの期間(ウインドウ期)は、HBs抗原検査であれば約59日、HBV-DNA検査であれば約35日とされています。 感染したウイルスの量によって、ウインドウ期の期間が変わるという報告もあります。チンパンジーを用いた実験によると、感染が成立する必要最小限の量のB型肝炎ウイルスに感染した場合、HBV-DNAが検出されるまでに55~70日、HBs抗原が検出されるまでに80~100日の期間がかかることがわかりました。
血液検査でB型肝炎ウイルスに感染しているとか、B型肝炎キャリアだと言われたら、どうしたらよいですか?
B型肝炎ウイルスに感染している場合に取るべき対策は、次の3つです。
  • 肝疾患専門医療機関を受診する
  • 都道府県による助成を申請する
  • B型肝炎訴訟で国に給付金を請求する
肝臓は自覚症状が出にくい臓器です。今、自覚症状がなくても、実は肝炎が進行している可能性もあります。肝硬変や肝がんに進行すると、命にも関わる可能性がありますので、まずは肝疾患専門医療機関を受診し、定期検査を受けるようにしましょう。 B型肝炎の検査費や治療費は、一定の条件を満たせば、都道府県による助成を受けられる可能性があります。特に、インターフェロン核酸アナログ製剤による治療を受ける場合は、医療費が高額になる可能性がありますので、積極的に助成を申請するようにしましょう。 B型肝炎キャリア(B型肝炎ウイルスに持続感染している)と診断された場合は、国から50万円~3600万円の給付金が支給される可能性もあります。 B型肝炎給付金の条件や必要書類については、弁護士にご相談ください。
B型肝炎の治療にはどのような方法がありますか?
慢性肝炎の治療は、インターフェロンもしくは核酸アナログ製剤による抗ウイルス治療が基本となっています。 インターフェロン(ペグインターフェロン)は、注射で投与する薬です。治療期間は24~48週間で済みますが、さまざまな副作用が出る可能性が高く、妊婦への投与もできません。 核酸アナログ製剤には、バラクルードテノゼット、ベムリディなどの種類がありますが、いずれも飲み薬です。副作用は少ないですが、長期的に服用せねばならず、途中で止めると肝炎が再燃するリスクがあります。 その他の治療法としては、肝庇護療法免疫療法がありますが、近年では特殊な場合以外はほとんど選択されません。 急性肝炎は一過性であることが多いですので、安静にして食事療法によって回復を待ちます。

インターフェロンにはどのような副作用がありますか?
インターフェロンを投与することにより、ほぼすべての患者に何らかの副作用が現れます。具体的な副作用には次のようなものがあります。
  • 発熱
  • 全身倦怠感
  • 頭痛
  • 血球減少(赤血球・白血球・血小板の減少)、貧血
  • うつ、不眠、不安
  • 脱毛、皮膚のかゆみ、発疹
  • 急性腎不全、ネフローゼ症候群
  • 甲状腺機能の異常
  • 糖尿病
  • 間質性肺炎
  • 網膜症、網膜出血
また、妊婦は流産のリスクがありますので、インターフェロンの投与が禁止されています。

核酸アナログ製剤にはどのような副作用がありますか?
核酸アナログ製剤は副作用が少ないですが、長期間服用を続けることにより、腎機能低下や骨密度低下などのリスクがあります。 また、妊婦が服用することにより、流産を引き起こしたり、胎児が奇形になったりする危険性を否定することはできません。 現在標準的に使われている核酸アナログ製剤には、バラクルードテノゼット、ベムリディの3種がありますが、ベムリディは比較的、腎機能や骨密度への影響が少ないと言われています。また、テノゼットについては、妊娠後期の妊婦への使用例もあります。 なお、バラクルードについては、こちらの記事もご参照ください。 「B型肝炎の治療薬バラクルードとは!服用期間はいつまで?副作用は?|給付金についても解説!」

B型肝炎の治療費はいくらぐらいかかりますか?
治療費は、医療機関や治療内容によって異なりますので、一概にいくらと言うことはできませんが、長期間の治療が想定されますので、かなり高額になります。 治療費の支払いが不安な場合は、健康保険の高額療養費や、都道府県の肝炎治療医療費助成の制度を利用して、自己負担額を抑えることが可能です。 詳しくは、こちらの記事もご参照ください。 「B型肝炎の治療費はいくら?医療費助成制度の対象や自己負担額は?」

B型肝炎の治療にかかる医療費の助成は受けることができますか?
インターフェロン治療と核酸アナログ製剤治療については、都道府県による肝炎治療医療費助成の制度があります。 助成を受けることにより、治療費の自己負担額は最大でも月額2万円となります。 助成の条件や申請方法などについては、こちらの記事もご参照ください。 「B型肝炎の治療費はいくら?医療費助成制度の対象や自己負担額は?」

B型肝炎訴訟とは何ですか?
B型肝炎訴訟とは、幼少期に受けた集団予防接種が原因でB型肝炎ウイルスに感染した人が、国に対して損害賠償請求をした訴訟のことです。 昔の集団予防接種等では、注射器(注射針や注射筒)の回し打ちが横行していました。そのため、子どもから子どもへとB型肝炎ウイルスの感染が拡がってしまったのです。国は、このような事態を把握できたにもかかわらず、注射器の回し打ちを止めるよう適切な指導をしませんでした。そのため、国の過失が問われたのです。 最初のB型肝炎訴訟は、1989(平成元)年6月、原告5名が札幌地方裁判所に提訴したことで始まりました。 長い裁判の結果、2006(平成18)年6月、最高裁判所が国の賠償責任を認める判決を出しました。その後、全国で同様の訴訟が次々と起こされ、2011(平成23)年6月、国とB型肝炎患者との間で基本合意書が結ばれました。 2012(平成24)年1月には、「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」が施行され、B型肝炎給付金制度が始まりました。 詳しくは、こちらの記事もご参照ください。 「B型肝炎訴訟とは何か?その歴史と給付金制度の概要を解説します」

B型肝炎給付金はいくらですか?
給付金の金額は、B型肝炎の病状や発症時期、過去の治療内容などによって異なります。 おおまかには次のとおりです。
  • 死亡・肝がん・肝硬変(重度)の場合  3600万円もしくは900万円
  • 肝硬変(軽度)の場合  2500万円、600万円、300万円のいずれか
  • 慢性肝炎の場合 1250万円、300万円、150万円のいずれか
  • 無症候性キャリアの場合 600万円もしくは50万円
詳しくは、次のページもご参照ください。 「B型肝炎給付金」

B型肝炎給付金の対象者になるには、どのような条件がありますか?
給付金は、幼少期の集団予防接種でB型肝炎ウイルスに感染した人(一次感染者)、一次感染者から母子感染や父子感染で感染した人(二次感染者)、一次感染者や二次感染者の遺族(相続人)などが受け取ることができます。 一次感染者と二次感染者になる条件は、次のとおりです。 1)一次感染者の条件
  • B型肝炎ウイルスに持続感染していること
  • 生年月日が昭和16年7月2日から昭和63年1月27日までであること
  • 満7歳になるまでに集団予防接種を受けたこと
  • 集団予防接種以外の感染原因を疑われないこと
2)二次感染者の条件
  • B型肝炎ウイルスに持続感染していること
  • 感染原因が母子感染または父子感染であること
詳しくは、次のページもご参照ください。 「B型肝炎給付金」

B型肝炎給付金を請求するための必要書類は何ですか?
給付金は、幼少期の集団予防接種でB型肝炎ウイルスに感染した人(一次感染者)、一次感染者から母子感染や父子感染で感染した人(二次感染者)、一次感染者や二次感染者の遺族(相続人)などが受け取ることができます。 それぞれの必要書類は次のとおりです。 1)一次感染者の必要書類
  • B型肝炎ウイルスに持続感染していることを確認できる血液検査結果
  • 満7歳までに集団予防接種を受けたことを確認できる資料
  • 母子感染でないことを確認できる母親もしくは年長きょうだいの血液検査結果
  • その他感染原因がないことを確認できる資料
  • B型肝炎の病態を確認できる資料
2)二次感染者の必要書類
  • 母親または父親が一次感染者の条件を満たすことを確認できる資料
  • B型肝炎ウイルスに持続感染していることを確認できる血液検査結果
  • 母子感染または父子感染であることを確認できる資料
  • B型肝炎の病態を確認できる資料
3)一次感染者や二次感染者の遺族(相続人)
  • 被相続人(亡くなった人)が一次感染者または二次感染者の条件を満たすことを確認できる資料
  • 一次感染者または二次感染者の相続人であることを確認できる資料
  • 一次感染者または二次感染者の死因がB型肝炎であることを確認できる資料(病態が「死亡」の場合)
詳しくは、次のページもご参照ください。 「B型肝炎給付金請求に必要な書類」

必要書類は全部自分で集めなければなりませんか?
本人でしか取得できない資料もありますが、戸籍謄本などの公文書、病院のカルテなどについては弁護士が代わりに取得することができます。 本人でしか取得できない資料についても、弁護士が作成した依頼書や案内書をお渡しし、スムーズに取得できるようお手伝いいたします。

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