B型肝炎訴訟
検査方法の用語集
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ウインドウ期
ういんどうき
ウインドウ期とは、感染症を引き起こすウイルスに感染してから、検査で感染を確認できるまでの期間のことです。
ウインドウ期は、ウイルスの種類や検査方法によって異なり、HIV(エイズ)であれば3~6週間、梅毒であれば3~4週間です。
B型肝炎ウイルスのウインドウ期は、HBV-DNA検査であれば約35日、HBs抗原検査であれば約59日とされています。つまり、B型肝炎ウイルスに感染してから2か月程度経過しないと、HBs抗原検査で感染の確認ができないということです。
また、感染したB型肝炎ウイルスの量によって、ウインドウ期の期間が変わるという報告もあります。チンパンジーを用いた実験によると、感染が成立する必要最小限の量のB型肝炎ウイルスに感染した場合、HBV-DNAが検出されるまでに55~70日、HBs抗原が検出されるまでに80~100日の期間がかかることがわかりました。