B型肝炎訴訟
病態の用語集
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肝がん(肝細胞がん)
かんがん(かんさいぼうがん)
肝臓にB型肝炎ウイルス(HBV)が感染したとき、大人の場合はウイルスを認識し排除しようとして免疫反応が起こり、ウイルスは駆除されて一過性に終わります。急性肝炎が終結すれば、免疫力ができて二度とB型肝炎にはかかりません。
肝がんは、肝臓にできたがんの総称で、原発性肝がんと転移性肝がんとに大別することができます。
原発性肝がんは肝臓から発生したものをいい、肝細胞がん・肝臓内の胆管にできる肝内胆管がん(胆管細胞がん)・肝細胞がんと胆管細胞がんの混合型・肝肉腫・肝芽腫・嚢胞腺がんがあります。
原発性肝がんの90%以上を占めるのが、肝細胞がんです。肝細胞は、肝臓の働きを担っている細胞で、栄養素の代謝・分解・合成・排泄などにかかわっています。日本で肝細胞がんになりやすいのは、60歳代を中心にした世代で、4~5対1の割合で男性のほうが多くなっています。
転移性肝がんは、肝臓以外の臓器・組織から転移してきたものをいいます。肝がん全体の4分の3は、転移性がんです。