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B型肝炎訴訟

治療法・薬の用語集

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グリチルリチン製剤

ぐりちるりちんせいざい

グリチルリチンとは、生薬の一種である甘草(かんぞう)の根から抽出される物質です。
その成分であるグリチルリチン酸には、抗アレルギー作用、抗炎症作用、抗酸化作用、免疫調節作用、肝細胞障害抑制などの効果効能があり、風邪薬、鼻炎薬、胃腸薬、目薬などの市販薬にも含まれています。

グリチルリチン製剤とは、グリチルリチン酸の肝臓への効果・効能を利用した肝庇護薬の一種です。代表的なものには注射薬である「強力ネオミノファーゲンシー(SNMC)」と経口薬である「グリチロン」があり、どちらも一般名は「グリチルリチン酸」です。
グリチルリチン製剤を慢性肝疾患の患者に投与することで、肝細胞の破壊を防いで肝機能異常を改善し、肝硬変や肝がんへの進行を防ぐことができます。

注意すべき副作用は、偽性アルドステロン症による低カリウム血症です。特に、強力ネオミノファーゲンシーを大量投与することによって起こりやすい副作用です。
症状としては、四肢の脱力、筋肉痛、痙攣(こむら返り)、頭重感、全身倦怠感、浮腫(むくみ)、動悸、悪心・嘔吐、血圧上昇、体重増加などがあります。

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